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木村庄之助と言えば、大相撲の行司の名前としてご存知の方も多いと思います。大相撲観戦がお好きな方の中には、その衣装に注目している方もいるかもしれませんね。


また、木村庄之助の給料ってどれ位なのかご存知ですか?このページでは木村庄之助の年収や、同じ行司の名称である式守伊之助との違いについてもご紹介します。
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木村庄之助の衣装について解説!

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まずは木村庄之助の衣装について見てみましょう。

木村庄之助が身に纏っている装束は、夏は浅薄地、冬は絹厚地のものになっています。装束の特徴としては、菊綴(きくとじ)と呼ばれる飾りが付いている点が挙げられます。足元は白色の足袋に草履をまとい、左腰には短刀を、右腰には印籠を付けている事がわかります。

そして、掲げているのは菊綴と同じ色の紫の軍配
これが行司の最高峰である「立行司」である、木村庄之助の衣装です。


余談ですが、行司の中で木村庄之助の次の位置にあたる式守伊之助の衣装の場合、菊綴と軍配の色が白になっているという特徴があります。それ以外は、木村庄之助と同じになっています。

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木村庄之助の年収ってどれ位なの?


行司の最高位でもある木村庄之助ですが、その年収はどれ位なのでしょうか。

木村庄之助の月給は40万〜50万円程と言われており、これらを年収に換算すると500万円前後になるでしょうか。そして、この月給とは別に、1場所につき5万円の衣装代、そして手当がついています。手当の額は公表されていませんが、一番格下の「序の口行司」で12万円前後と言われていることから、最高ランクの立行司、木村庄之助クラスになると90万円から100万円ではないかと推察されています。

従って、木村庄之助の年収は1000万円以上と言っても過言ではないでしょう。ただ、同じ相撲で最高ランクの力士である横綱の年収が、日本相撲協会から支給される金額だけで3000万円以上と言われていますから、それと比べると少し低いと言えるのかもしれません。

※参照:大相撲の席の種類や料金について。枡席、椅子席、溜席とは?

木村庄之助と式守伊之助の違いとは?


相撲の行司の名前として有名な木村庄之助。
これと同じくらい有名な行司の名前として、式守伊之助という名称があります。

両者の違いは、一体何なのでしょうか。

この2つは行司としてのランクが異なり、既に述べたように木村庄之助は行司の最高位、そして式守伊之助はその次のランクという事になります。つまり、木村庄之助と式守伊之助を比べた場合、木村庄之助の方が「格上」という事になります。力士の番付で例えると横綱と大関と関係に似ているかもしれません。少なくとも、この2つは地位の名称であり、人名ではないのでご注意くださいね。

ちなみに、木村庄之助が空位になった場合、式守伊之助が次の木村庄之助に昇格するという仕組みになっているのに対し、式守伊之助の場合はその下の「三役格行司」に位置する人が昇格して伊之助を襲名するといったシステムになっています。また、1日の興行で裁く取組数を見ても木村庄之助以外の行司は1日2番を裁くことになっていますが、庄之助だけが本場所では結びの1番だけを裁くという点も違いとして挙げられます。

2022年初場所現在、木村庄之助は空位となっています。これは37代目木村庄之助が2015年3月に退職した後、その名を継ぐ予定だった40代式守伊之助がスキャンダルや失態により庄之助の名を継げないまま2018年5月に退職した事が発端となっています。
現在は高田川部屋所属の今岡英樹さんが41代目式守伊之助を襲名してますが、この41代目も先代と同様、土俵上での失態が少なくなく、庄之助の襲名がなかなか叶わない状態となっています。

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この記事のまとめ


木村庄之助の衣装や年収、式守伊之助との違いについてご紹介しました。

相撲は横綱、大関、関脇…と「格」が存在する世界である事についてご存知の方は多いと思いますが、行司の世界も力士と同様、厳格なランクが存在する世界なのです。大相撲観戦をする際は、力士だけでなくこうした行司に注目して見てみると、また違った楽しみが見つけられるのではないでしょうか。